この記事はおよそ 5 分で読めます。
今お住まいの家は築どの位でしょうか?こちらの記事を読んでいるという事は住みはじめてからある程度時が経ち、住宅の経年劣化があちこちに現れ始め、修繕・修理を検討している方ではないかと思います。
そして、住まいで一番重要とも言える『屋根』に関してのトラブル。屋根だけでなく、外壁にもカビや苔、藻などが発生してお困りの方は多いです。特に屋根に発生すると建材の劣化を早め、雨漏りの原因、美観も損なわれ、さらには住んでいる人の健康問題にも発展します。
そんな様々なトラブルの発展の原因となる屋根のカビの発生原因や解決方法を紹介していきます。
屋根に発生するカビや苔の発生理由
屋根にカビや苔が発生する主な理由は、以下の要因に関連しています。
1.湿気と水分
・屋根が雨や湿気にさらされると、表面が常に湿った状態になりやすく、カビや苔が繁殖しやすくなります。特に、日当たりが悪く、風通しが悪い部分で湿気が滞留しやすくなります。
2.日陰や北向きの屋根
・日光が当たりにくい部分、特に北側の屋根は乾燥しにくく、湿度が高くなりがちです。その結果、カビや苔が発生しやすくなります。
3.周囲の樹木や植栽
・屋根の近くに樹木があると、落ち葉や枝が屋根にたまりやすく、それが湿気を保持する原因になります。また、木から飛んでくる胞子が屋根に付着し、カビや苔の原因になることがあります。
4.屋根材の特性
・屋根材の種類によってもカビや苔の発生しやすさが異なります。特に、スレートやアスファルトシングルなどの表面が粗い屋根材は、水分を吸収しやすく、カビや苔が繁殖しやすい傾向があります。
カビや苔を放置することによる弊害
屋根に発生したカビや苔を放置すると、以下のような弊害が発生する可能性があります。
1.屋根材の劣化
・カビや苔が繁殖すると、屋根材に根を張り、屋根材の表面を傷めることがあります。これにより、屋根材が劣化し、耐久性が低下します。
2.美観の低下
・カビや苔によって屋根が黒ずんだり、緑色になったりすると、住宅全体の美観が損なわれます。これが続くと、資産価値の低下にもつながります。
3.断熱性能の低下
・屋根材が劣化することで断熱性能が低下し、住宅内の温度が不安定になることがあります。これにより、冷暖房効率が悪化し、光熱費の増加を招く可能性があります。
4.雨漏りの原因
・カビや苔が根を張ると、屋根材の隙間から水が浸入しやすくなり、雨漏りの原因となります。また、カビや苔が大量に発生すると、排水の流れが悪くなり、水が滞留しやすくなり、雨漏りが発生するリスクが高まります。
健康被害との関連性
屋根に発生したカビや苔が室内に影響を与えることは少ないですが、以下のような間接的な影響が考えられます。
1.アレルギーや呼吸器疾患
・屋根のカビが空気中に胞子を放出し、それが室内に入り込むと、アレルギーや喘息、呼吸器疾患の原因になることがあります。
2.カビの侵入
・屋根からカビが侵入し、天井や壁、床などに広がると、室内の空気質が悪化し、健康被害を引き起こすリスクが高まります。
雨漏りの原因と関連性
屋根に発生したカビや苔が雨漏りの原因となるプロセスは以下の通りです。
1.屋根材の損傷
・カビや苔が屋根材に根を張ることで、屋根材が劣化し、割れやすくなります。これが雨水の侵入を許し、雨漏りにつながります。
2.排水不良
・カビや苔が成長することで、屋根にある排水路や雨樋が詰まり、水が適切に流れなくなります。これにより、水が屋根の隙間に浸入しやすくなり、雨漏りが発生します。
3.防水シートの劣化
・屋根材の下に敷かれている防水シートが、カビや苔の影響で劣化すると、防水性能が低下し、雨水が室内に浸入しやすくなります。
まとめ
屋根に発生するカビや苔は、主に湿気、日陰、周囲の環境などによって引き起こされます。これを放置することで、屋根材の劣化や美観の低下、雨漏りなどの重大な問題が発生するリスクがあります。また、カビが室内に侵入することで、アレルギーや呼吸器疾患などの健康被害を引き起こす可能性もあります。定期的なメンテナンスと適切なケアを行うことで、これらの問題を未然に防ぐことが重要です。




