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FRP防水とウレタン防水【ベランダ防水知識】

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FRP防水とウレタン防水は、ベランダや屋上などの防水工事でよく使用される二つの工法です。それぞれに特徴があり、使用する場所や目的に応じて選ばれます。以下に、これらの違いと特徴、工法、費用、工期、注意点について詳しく説明します。

FRP防水(Fiber Reinforced Plastics防水)

特徴

強度と耐久性: ガラス繊維を樹脂で強化した防水層を形成するため、非常に強度が高く、耐久性にも優れています。
軽量: 強度が高いにもかかわらず軽量で、建物に負担をかけません。
耐薬品性: 化学薬品や油に強く、劣化しにくい特徴があります。
高い防水性能: 厚さが薄くても、防水性能が非常に高く、長期間にわたり水の侵入を防ぎます。
施工が早い: 硬化が早く、短期間で工事を完了できます。

工法

下地処理: 既存の防水層や汚れを除去し、平滑な下地を作ります。
プライマー塗布: 防水材の密着を良くするために、下地にプライマーを塗布します。
FRP樹脂塗布: ガラス繊維シートにFRP樹脂を塗布し、複数層に重ねて防水層を形成します。
トップコート塗布: 耐候性を高めるため、仕上げにトップコートを塗布します。

費用と工期

費用: 1平米あたり8,000円~15,000円
工期: 2日~4日位

注意点

硬化時の臭い: 施工時に発生する樹脂の臭いが強いので、施工中は窓を閉めるなどの配慮が必要です。
補修の難しさ: 強度が高い分、補修が必要な場合は切削や再塗装が必要で手間がかかることがあります。

ウレタン防水

特徴

柔軟性: 伸縮性があり、下地の動きに追随できるため、ひび割れに強い特徴があります。
コストパフォーマンス: 比較的安価で、施工が簡単なため、広く普及しています。
シームレス: 塗布型の防水工法なので、継ぎ目がなく、防水層が一体化するため、水漏れのリスクが少ないです。
軽量: FRPと同様、軽量で建物に負担をかけません。

工法

下地処理: 既存の防水層や汚れを除去し、平滑な下地を作ります。
プライマー塗布: ウレタン防水材の密着性を高めるため、下地にプライマーを塗布します。
ウレタン塗布: ウレタン樹脂を複数回に分けて塗布し、所定の厚さになるまで防水層を形成します。
トップコート塗布: 耐久性と耐候性を高めるため、トップコートを塗布します。

費用と工期

費用: 1平米あたり5,000円~10,000円
工期: 3日~7日位

注意点

耐久性: 紫外線や風雨にさらされる場所では、劣化が進行しやすく、定期的なメンテナンスが必要です。
施工環境の影響: 気温や湿度が高すぎたり低すぎたりすると、ウレタンの硬化不良が発生する場合があるため、施工時期に注意が必要です。

ベランダ防水工事の工法

シート防水工法: 塩ビやゴムのシートを接着剤で固定する工法で、工期が短く、比較的安価です。ただし、継ぎ目が多い分、防水層が劣化しやすい可能性があります。

アスファルト防水工法: アスファルトを用いた防水工法で、耐久性は高いですが、重量があり、工期が長くなりがちです。

まとめ

FRP防水は、強度が高く耐久性に優れている反面、費用が高めで補修が難しい点があります。
ウレタン防水は、柔軟性がありコストパフォーマンスが良い反面、耐久性がやや低いです。
どちらの工法を選ぶかは、予算や使用場所、目的によって異なります。どの工法でも、定期的なメンテナンスが長期的な防水効果を維持するために重要です。

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